スタッフブログ

銀座NAGANOへ行ってきました。

Date.
2014.12.12
Category.
雑感・その他

こんにちは。総務の板倉です。

気づけば今年も残すところあと僅かですね。何となく気ぜわしい時期ですが、私はクリスマスのイルミネーションが目を楽しませてくれるこの季節独特の雰囲気がとても好きです。

さてそんな中、私達総務2名は12月9日(火)に銀座NAGANOで開催されたイベントに参加してきました。銀座NAGANOは、東京と信州をつなぐ長野県の首都圏情報発信拠点として銀座にオープンしたばかりです。1Fがアンテナショップになっていて、長野県全域の名産品が並んでいました。2Fは、丸山珈琲とオープンキッチンを備えたイベントホールがあります。イベントが開催されていない時は、美味しいコーヒーを楽しみながら、長野県の観光案内などをゆっくりみることができるんですよ。ぜひ皆さんも機会がありましたらお出かけ下さい。

私達が参加したイベントは「女性が楽しむ信州ジビエ」。「ジビエ」はフランス語で野生のお肉(狩猟で捕獲された鳥獣)という意味です。食卓に登場することはほとんどないと思いますが、実は長野では古くから食されていた歴史があるそうです。

その「ジビエ」が今二つの意味で注目を集めています。一つは女性に嬉しいその栄養価。低脂肪で高タンパク質、しかも鉄分が多く、さらには身体を温める効果もあるそうです。もう一つは、野生の鹿の被害が長野県では年々多くなっていることです。このままだと、自然界のバランスが崩れてしまって森林の破壊も進み、鹿にとっても住みにくい環境になってしまいます。そこで自然界のバランスの調整が必要になってくるわけですが、大切な命を無駄にせずに、自然の恵みを頂こうと、今長野県では「ジビエ」の良さを知ってもらう活動を積極的に行っています。「ジビエといえば信州」を目指しているそうです。

かねてより「長野県の食の安全を考えるプロジェクト」に参加していた、当クリニックの所料理長が、その活動に賛同し、安全で美味しい「ジビエ」料理の取り組みを行ってきたことがきっかけで今回のイベントに、講師としてお招き頂きました。クリニックでは半年ほど前から週に1度ほど「ジビエ」料理がメニューに登場します。「鹿肉のカレー」や、クミンなどの香辛料を効かせたソテーなど、どれもクセがなく美味しいです。入院患者様からは「思ったよりクセがない」「言われてもわからない」「あっさりしていて美味しい」などの感想が聞かれます。

その日イベントで提供したお料理は「ジビエのミンチ肉と、すりおろした綿内産のレンコンの肉団子のスープ」と、やはり地場野菜である「松代一本ネギとジビエのソテー」。お客様にも大好評で、あっという間に試食は終了してしまいました。

また、所料理長の講演を挟んで講演会もあり、お二人の講師の方のお話を伺う機会をいただきました。講師は「ジビエ」に魅了されたとおっしゃっていた、フードアナリスト1級の資格をお持ちの中島麻希さん。「ジビエ」が注目される何十年も前から、飯田市の遠山郷でお肉屋さんを営んでいらっしゃる「肉のスズキヤ」に嫁がれた奥様。お二人のお話からは、「ジビエ」をこよなく愛するお気持ちや、安全で安心な「ジビエ」をもっともっと多くの方に知ってもらいたいという熱意が伝わってきました。

狩猟が解禁になっているこの時期、皆さんが行きつけのおそば屋さんやレストランで、もしかしたら「ジビエ」の限定メニューが見つかるかもしれません。皆さんなりの「ジビエ」料理をぜひ楽しんで下さい!

投稿者:総務 板倉祥子
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