「キリン新聞秋号」完成間近!!
- Date.
- 2017.09.26
- Category.
- クリニックからのお知らせ
台風接近の予報を心配しながらでしたが、9月17日(日)に第5回の『きりんカフェ』が開催されました。
今回も30名以上の子供と保護者が集まり、総勢60名余りと賑やかな昼食となりました。
子ども食堂『きりんカフェ』はクリニックの渡邉副院長が子どもの貧困問題に何か出来ることは、と立ち上げた『きりんのこどもプロジェクト』の活動です。
私は初回から参加していますが、こういった活動をしていると、地域のマンパワーを強く感じます。
毎回子供たちのためにと更北地区の方々がボランティアで集まり、受付、調理、学習支援や読み聞かせと大活躍です。
もちろんプロジェクトの立ち上げと実際の活動には地区の行政や福祉関係の方たちに大変お世話になっていますが、ボランティアの方たちの力に大変助けられています。
そして回を重ねながら、こうした協力を頂いているからには、この活動や支援を本当に必要としている子供に届けるために『きりんカフェ』は少しずつ変化もしています。
まずは『きりんカフェ』を広く知ってもらうため、第1回は楽しいレクリエーションと共にこども食堂を開催しました。前々回からは学習支援も始め、そして今回は学習支援とこども食堂が中心という形で行いました。また、保護者への来場者アンケートも始めています。
地域の子供を見守り支援しいていく形にするための試行錯誤が続いています。
クリニックのスタッフも毎回数名ずつ参加して活動を支えています。
地道ではありますが、少しずつでも広がっていくようにこれからも頑張っていきたいと思います。
板倉院長発案により、先月から始まったプロジェクトです。
今回のプロジェクト名は『究極の電話対応』です。
目的は 「板倉LCの電話対応はどうあるべきか」意識を共有し、システム・約束事を決める。
プロジェクト遂行のため、事前調査をし現状の把握、そこから見えて来るもの、今後の目標設定等を、3時間という時間制限の中、医院全部署から参加12名で院長と共に模造紙・付箋紙・マジックペンを使い、参加者一人一人の意見を全て反映させながらまとめ上げる行程の末、見えない電話の向こうの相手の方への対応を、全体最適となるよう努力を重ねて、『究極』に近づけるよう全スタッフが共有し、3ヶ月後の変化を再度比較 する事で更なる前進が出来るようにしていこうとまとめ上げる事で閉幕しました。
ここからは私事。
2000年10月開院当初から一緒にずっと働いていた中村さんが、後数日の勤務で(最終日月末)板倉の制服を着ることは無くなってしまうのかと思うと、不思議な感じです。長い間ありがとうございました。フルタイム勤務を経て、ここ何年かは、土日制限の有るスタッフが多い中、そこを中心に勤務していただいていて、医院には欠かせない人材です。私が一緒に制服を着て医院で働けるのは後4日 、平常通り行きましょう!
希望と不安の20代、看護師、助産師としての人生が始まりました。
そして、仕事・家庭・子育てと、今から振り返ると我武者羅に生き?気がつくともう65歳。
まだ65歳という思いもありますが、体は「ウソ」をつかない!
今の私には「潮時」という言葉が理解できる年頃になりました。
今日まで大した病気や怪我、過失もなく、戦後の平和(?)といわれる時代を生きて、この時を迎えることができました。
本当に支えてくださった方々に感謝です。
そして、人生には多くの岐路がありました。それは、私にもあなたにも・・・
時は17年前、その頃の私と言えば、仕事に私生活に燃え尽きそうでつらい日々を送っていました。
そんな時、板倉先生が開院されると聞き、"救い"を求めるように、求人に応募して、結果採用していただくことができました。もう若くはなかった私を雇用していただくには難しい事も多々あったと思いますが、お陰さまで65歳のこの時まで助産師として、新しい"命の現場"で働くことができました。
総勢12名でスタートしたクリニックも、今日のように飛躍的に成長した板倉レディースクリニックとなり、こんにちまで働いてこられた事に感謝いたします。
さて、今後の詳細は語りませんが、心の拠り所にしたい言葉があります。
今年になって出合った本で「心の匙加減」100歳の精神科医 高橋幸枝著。
文中の一文です。
頑張りすぎず、自分を甘やかしすぎず。
我慢しすぎず、他人を頼りすぎず。
このような匙加減を見極める眼力こそ、大人の必須の力です。
「生きていく」とは、この匙加減を見極めていく営みにほかなりません。
と書かれています。
これを心に、お金はないけれど、豊かで深みのある日々を送りたいと思います。