インフルエンザワクチンを接種しましょう
- Date.
- 2015.10.19
- Category.
- クリニックからのお知らせ
今回ブログ担当の看護師小林真樹です。
日に日に紅葉も色づき、だんだん肌寒くなってきましたね...。
今年もいよいよインフルエンザや、胃腸炎の季節になってきました。
昨年のインフルエンザは、予想外に早い時期から流行となりました!
ワクチン接種の時期になり、当院でも、今月から10か月の妊婦さんが先行して予防接種が始まっています。
11月からは、全妊婦さん対象に予防接種が始まります。
ワクチン接種をしてもインフルエンザにかからないということはありませんが、特に妊婦さんは重症化になりやすいので、重症化の予防にワクチン接種をお勧めしています。
ワクチンを接種してから抗体ができるまでに約1ヶ月位は掛かりますので、早めに接種をし、重症化の予防をしましょう!
また、急性胃腸炎の代表的なもので、秋から冬にかけて感染するノロウィルスがあります。
主に生の魚介類や感染者が触れた食品などを口にした事で感染してしまいます。
症状として、激しい嘔吐・下痢を引き起こし、脱水症になってしまいます。
今年は従来のノロウィルスの遺伝子が変異した新型ノロウィルスが発見されています。
新型のため、ほとんどの方が抗体や免疫をお持ちではないため、周囲の人が発病して感染するリスクは高く、従来型のウィルスの抗体を持っている人でも新型ウィルスには効果はないため大流行の可能性があります。
新型ノロウィルスは長野県でも確認されていますので、少しでも嘔吐・下痢などの症状が現れた際には、他の妊婦さんへの感染を防ぐために出来るだけ速やかに内科への受診をお勧めします。
感染予防としては、特別なことはありませんが、十分な手洗いや魚介類の調理にはきちんと火を通すことが重要になります。
また、嘔吐物や便の処理をするときは、使い捨て手袋や、マスク・エプロンを着用し、処理後は石鹸と流水で十分に手洗いをしてください。
以上、感染症にかからないよう体調管理に気をつけてお過ごしください。