その子にとって一番の名前。
- Date.
- 2015.11.17
- Category.
- 雑感・その他
今年の4月から板倉レディースクリニックの一員として働き始めて早8か月。あっという間に、季節は秋になりました。
私が助産師になりたいと思ったのは大学3年生の時です。看護大学の母性看護実習でお産の見学をした際、お産に向き合う産婦さんや分娩の介助に入る助産師の姿を見て、自分も助産師を目指したいと強く思い、この道に進みました。
普段は主に病棟で勤務をしているので、皆さんとはお産の入院や産後の1週間健診でお会いする機会が多いです。お産で入院された際は、まず陣痛室に入られることが多いでしょう。
そんな陣痛室では、産婦さんと様々なお話をします。お産の進行状況はもちろん、妊娠中のお話しや前回のお産の事、上のお子さんのお話しなど様々ですが、赤ちゃんのお名前が話題になることも多くあります。
私の名前、『芳薫』は『よしの』と読みます。両親は名前の響きを先に決め、あとから漢字を選んだそうです。古風な響きと難しい漢字のためか、人に覚えていただきやすく、(悪いことはできません)、話題になる事も多い、自慢の名前です。
産婦さんにお腹の赤ちゃんの名前を尋ねると、妊娠中から名前を決めている方、漢字で悩んでいる方、赤ちゃんのお顔を見てから決める方など、それぞれのエピソードを話してくださいます。どんなお名前でも、両親が悩み、赤ちゃんの幸せを願って考えてくれた名前が、その子にとって一番のお名前ですよね。
そんなお名前の話しも含めて、皆さんと色々なお話ができること、楽しみにしています。
これからお産を控えた方、お待ちしていますね!