スタッフブログ

子供の貧困対策に取り組んでいます

Date.
2016.08.30
Category.
お役立ち情報, 雑感・その他

こんにちは。副院長の渡邉です。

みなさん、いま日本の子どもの6人に1人が貧困だという話を聞いたことがあるでしょうか。貧困の子どもなんて海外での話だと思っていましたが、自分達の国でも実際に貧困があり、そのために一部の子どもたちは十分な食事がとれなかったり、将来への夢を諦めてしまうという現実を知って私は衝撃を受けました。

われわれ産婦人科従事者にとって、新しい命をこの世に元気に送り出すことが使命だと思っていますが、その送り出した先の世の中が、子どもにとって育ちにくい環境であるということは大きな問題と考えます。

そこで、われわれ産婦人科として何か出来ることはないか検討してきました。貧困問題を解決できる訳ではありませんが、民間の力で地域住民の方々とともに子どもたちを見守り育てていくことは出来るはずです。なべちゃん.jpg

この考えにご賛同いただいた長野市・更北地区社会福祉協議会、更北民児協、子育て支援グループの方々とともに現在計画を進めています。具体的には妊娠中からの貧困家庭の早期把握とサポート、こども食堂や無料学習塾の開催などです。このような活動を通して、子ども達を孤立させず、将来への夢や希望を持てる環境を作りあげていきたいと考えています。

子ども達は未来を担う大きな希望です。そして子ども一人一人が、安心して、心豊かに、自分らしく生きる権利を持っています。そんな子ども達の成長をサポートしていけるよう、これから地域の皆さんにもご協力をお願いすることがあるかと思います。もしご興味がある方は、当院のメールアドレスまでご一報をお願いできれば幸いです。よろしくお願いします。

 

 

 

投稿者:医師 渡邉 貴之
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