スタッフブログ

スタッフ全員で「チームステップス」研修会

Date.
2016.10.18
Category.
雑感・その他

こんにちは。検査技師の田中です。

朝晩涼しくなってきましたが、みなさん体調崩されていませんか?今回は、少し堅苦しい内容です。image7.JPG

 

さて、「医療安全」という言葉、みなさん聞いたことありますか?医療の現場ではどの施設でも取り組んでいるものです。医療では、患者様の生命、身体が最優先事項であることが当たり前ですが、職種や年齢などが邪魔をしてしまうこと、コミュニケーション不足から起こるあってはならないミス、そういうものをどうしたらなくせるか...、逆にどうするのが正しい方法か...、どの施設もそんな思いを持っています。海外では「患者安全」という言い方をするそうです。

当院でも今年は特に力を入れて取り組んでいます。その中で、「チームステップス」という全国的に取り組んでいる考え方があります。先日、諏訪中央病院の医療安全部 名取通夫先生をお招きし、研修会を開催しました。2日間に渡って行うことで、医療部門、サービス部門すべてのスタッフが参加することができました。

座学だけでなく、ゲームやワークをすることで、シビアな話も楽しい時間となりました。「チームで医療をする、チームの一員には患者様も含まれる」すなimage5.JPGわち、医療スタッフだけでなく、患者様の声も大切にしようということを確認しました。そして、スタッフは、心配なとき・不安なとき・安全を優先して声を大にする「心不全(しんふぜん)」、一度言ってダメでも2回チャレンジする「2回チャレンジルール」、状況・背景・評価・要求を伝える「SBAR(エス・バー)」など、コミュニケーションのエッセンスを学びました。なにより、「報告を受ける上司(先輩)は部下(後輩)の言葉に耳を傾ける」ということ。これは、人と人の関係でも実は重要な部分だったりします。当たり前のことが自然に伝えあえる、そんな風通しのよい人間関係が築ければと思います。なにより、「患者安全」が最優先です。

 

「私たちが理想とするクリニックは、当院にかかわるすべての人にやさしいクリニックです。訴えをよく聞き、同じ目線で一緒に考え、行動します。常に学ぶ姿勢と挑戦する精神を大切にします。」当院クレド(基本理念)より

 

これからも、より安全で、みなさんに満足していただけるクリニックをめざして取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

 

投稿者:検査技師 田中 亜紀子
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