スタッフブログ

『2017年お正月のひとこま』

Date.
2017.01.05
Category.
雑感・その他

あけまして、おめでとうございます。

 DSCN2253.JPGみなさん、年末・年始はゆっくりできましたか?

私は、11日、2日はお産の当番だったので、自宅で録画してあった映画や年末年始の特別番組などを見ました。印象に残った番組は、『SMAP×SMAP』総集編(5時間番組)でした。中居君がカラオケで号泣しているシーンがおかしくもあり、ちょっとせつなくもあり、でした。解散に関するゴタゴタ感は多少残念ですが、一つのグループが25年も存続したということ自体がすごいことです。まずはしっかりと休んで、それから個々に活躍して欲しいな、と思いました。

1月3日は子供を連れて、スキーに行きました。当日朝ホームページで天気・降雪量をチェック(便利な時代です)、近場のスキー場は雪が少ないので、久しぶりに志賀高原に行くことにしました。正月休みなので多少の渋滞は覚悟していましたが、湯田中を抜けて山道に入るとすぐに渋滞に巻き込まれました。前日夜の降雪で路面が凍結していて、みんなノロノロ運転でした。しばらく行くと対向車線の車が路肩に落ちていました。その脱輪した車から出てきた若者の足元を見てビックリ、なんと裸足にサンダルです。案の定そのお兄さんは5mも歩かないうちに滑って転んでしまいました。ふとその後方の車をみると、その車の動きも変です。脱輪している車からの距離は約20m。脱輪している車を避けたいのに、タイヤが滑ってハンドルが切れないようです。窓越しに運転席の40代の女性があせっている様子がうかがえます。周囲には駐車できる場所がなく、坂道の途中では救助のしようがありません。僕は窓を開けて「ブレーキを掛けちゃだめです。タイヤを真っすぐに戻して、1回バックして。」とアドバイスしてみましたが、女性ドライバーは「できません。」「どうしたらいいですか。」「どうすればいいんですか。」と、パニック気味でした。そうこうしているうちに目の前の車が動き出し、やむをえずその場を立ち去りました。念のため携帯で中野市警察署に連絡をいれたところ、すでに「数件連絡が入っていて対応しています」とのことでした。その現場の数km先の対向車線では3台の接触事故がありました。渋滞を抜けてやれやれと思ったのもつかの間、2台先のワゴン車の動きが変です。そこから数10m登った坂の途中でスリップして動けなくなりました。。いよいよ他人事ではありません。僕の車は4WDではないし、チェーンも持っていない。もし坂の途中で立ち往生したらと思うと、ぞっとしました。

ようやくスキー場に到着したときは午後1時を過ぎていました。結局スキーをしたのは2時間ほどでしたが、さすが志賀高原、雪質が最高、天気も回復して気持ちよくスキーを楽しめました。帰りには事故や大きな渋滞もなく、無事に家まで戻ることができました。13日はとてもスリリングで、学ぶべきことも多かった1日になりました。

道が広くなり、車が快適になり、志賀高原まで日帰りで簡単にスキーに行ける時代になりました。ですが、いざ路面が凍結すると、あちこちでトラブルが発生していました。自然の驚異の前では人間の存在は微力だと改めて実感しました。僕は裸足にサンダルの若者を見てあきれてしまいましたが、地元の人が僕を見たらやはりあきれるのではないか、と反省しました。どうして長靴を持っていないのか、どうしてチェーンを持っていないのか、と。失敗学の本質は、誰もが同じような失敗を繰り返すことを自覚したうえで、①過去の失敗から学ぶ②他人の失敗から学ぶ➂未来の失敗を想像し備える、です。ついつい他人の失敗を責めたり、笑ったりしてしまいますが、自分に当てはめて考えることが大切なのだと思います。

これから本格的な冬が到来します。みなさんも、雪道の運転には十分注意してください。

 

 本年もよろしくお願いします。

投稿者:院長 板倉 憲二
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