霞が晴れる・・・。
- Date.
- 2018.04.16
- Category.
- 雑感・その他
こんにちは、料理長のトコロです。
桜や杏の花の季節もあっという間に通り過ぎ、20回目の長野マラソンが開催され、モモやリンゴの花が咲き、新緑の季節がやってきます。
ほのぼのした季節から清らかな季節に移っていきますが、皆さんはいかがお過ごしですか・・・。
3月上旬の全体ミーティングで院長より「志」についての話がありました。
これからのクリニックを考えていくにあたり、みんなが「志」を意識してほしい。
個人の自己実現ではなく、次に繋がっていく目的を持ち行動していきましょう。
そして「志」への道は厳しいものですが、次の世代が引き継いでもらえるクリニックを作りましょう。
こんなに短くまとめてはどうかと思いますし、言葉は少々違いますがこんな事と受け止めました。(院長、違っていたらごめんなさい)
いやいや、このあと、ものの見事に、自己嫌悪。
自分の出来る事で精一杯、仕事をする事が使命と思ってやってきました・・・。
自分達のやりたい事でお母さん方が喜んでくれることが、お母さん方にとって、厨房にとっていい事であると思ってました。
お母さん方に喜んでいただける事が、厨房スタッフにもクリニックにもいい事と思ってました。
けれど実のところ「夢」でしかないわけで、次世代に引き継いでもらえるに値する厨房なのかは疑問点が・・・。
クリニックから何を期待されていて、どんな厨房の在り方を望まれているのか。
なんだか自分にとって都合の良い解釈での仕事だったかな・・・。
厨房スタッフにもいろいろと強要があったのかな・・・。
などなど反省しています。
今までの継承だけではダメで、今後大きく変わる社会情勢や変化していくであろう産科医療情勢を考えなければいけない。
大きく変わるときは今までの常識やシステムを一度疑って否定的に考えないと新しいものの見方、考え方に気付かない。これからの変化に対応することも大切ではあるが、どうありたいのかも大切。
果たして自分に出来るのだろうか・・・。
たとえ考えに至ったとしても厨房が考える事(こうありたい)とクリニックが考える事(こうあってほしい・こうありたい)のすり合わせをしていかないと、なかなか進まないし定まらない。
こうあってほしい・こうありたいのクリニックの考えを忖度しないと方向性を見誤る。
そして文字にするのがなかなか難しく、その先の行動はもっと厳しい道のり。「志」って信念なのかも。
ひょっとして、もっとシンプルな事なのか「志」って・・・(笑)。
「組織の志」と「個人の志」は別物なんだよね?・・・(迷)。
ある意味、「志」と「目的」は同じなのか・・・(疑)。
というわけで、ここ一ヶ月「志」という言葉に翻弄されておりました。
しかし、そろそろ霞の晴れる気配です。「厨房の志」のシナリオが書けそうな気がしてきました。
日々の仕事をしながらどう厨房を変化させていくのか、小さな目標達成の積み重ねをしていこうと思っています。