スタッフブログ

信州大学の院内助産リーダー育成コースの5期生として

Date.
2018.09.26
Category.
雑感・その他

みなさん、こんにちは!助産師の青木芳薫です。よしの.jpg

日中はまだ暑い日もありますが、朝晩は涼しくなり、秋がいよいよ深まってきましたね。

                 

突然ですが、皆さんは院内助産と聞いて、どんな事を想像しますか?

あまり馴染みのない言葉だという方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

院内助産とは、緊急時の対応が可能な医療機関において、助産師が妊産褥婦とその家族の意向を尊重しながら、妊娠から産褥 1か月頃まで、正常・異常の判断を行い、助産ケアを提供する体制をいいます。

助産師中心の継続ケアを提供することで、妊産褥婦とその家族との信頼関係が構築され、安心感や満足感につながり、硬膜外麻酔分娩や吸引・鉗子分娩、会陰切開等の医療介入を最低限に抑える効果があることも報告されています。しかし、一人の助産師が一人の妊婦を継続的に受け持つプライマリー制の実施は、交代制勤務を行っている医療機関では困難なことが多いです。そのため、少人数の助産師がチームを組み、妊産婦を継続して担当すること等の工夫で、助産師外来から院内助産まで継続して支援することができる病棟外来一元化の体制を導入、つまり、妊娠から産褥 1 か月頃まで、継続した助産ケアが提供できるよう体制を整備している総合病院も増えてきています。(院内助産・助産師外来ガイドライン 2018より一部引用)

 当院では、前述のような院内助産は行っておりませんが、医師とスタッフが協働しながら、妊娠期から産後に至るまで、みなさんの気持ちに寄り添えるようなケアにあたらせていただいております。

 

 このような院内助産の普及や主体的な活躍ができる助産師の養成を目的とした研修が信州大学では行われています。

そして、わたくし青木は、10月から信州大学の院内助産リーダー育成コースの5期生として、半年にわたり研修へ参加することとなりました。

 研修では助産外来・院内助産運営のための知識・技術の習得やコミュニケーション論・リーダーシップ論などなど...様々なことを学び、吸収する機会がありそうです。

院内で皆さんにお会いできる回数は少なくなりますが、今回の研修を通して少しでも多くの学びを院内に活かせるよう励んできたいと思います!

投稿者:助産師 青木 芳薫
ページトップへ戻る