子育ては変化の連続、悩みのないお母さんはいません
助産師の小林です。
医療機関からは長野赤十字病院と当院、行政からは長野市と千曲市における産後2週間健診の実際や課題についての発表がありました。
産後2週間健診というのは、産後間もないお母さんが安心して赤ちゃんのお世話をスタート出来ているか、出産した施設に出向いて医療スタッフがお話を聴いたり、お母さんと赤ちゃんの健康状態をみせてもらう機会のことです。
この健診は特に産後のうつ状態に気を付けてお話を聴いています。
お母さんは産後の不安、不眠、イライラ、悲しさなど、赤ちゃんの誕生というおめでたい雰囲気とはかけ離れた気持ちを抱えていることが少なくありません。
パートナーが、娘が、友達が、親戚が、生まれたてのお母さんでしたら、「眠れてる?ご飯はたべてる?気分はどう?」と、声をかけて下さい。
お母さんは「母親なんだから頑張らなきゃ。」とSOSを我慢しているか、本当に疲れて声をあげる気力さえもないのかもしれません。
様子が心配でしたら出産した施設にご相談下さい。
当院ではクリニックに隣接するスタジオ・ボイトで産後2週間健診を行なっています。
ゆったりした雰囲気を心がけています。
一緒に悩んで、参考になる提案が出来れば、と思っています。評価されるんじゃないか、否定されちゃうかも、という心配はいりません。
子育ては変化の連続です。
悩みのないお母さんはいません。
初めて出産された方からよく聞かれる相談として「寝てくれない」「授乳の時間なのに起きない」「何をしても泣きやまない」「母乳が足りているか分からない」です。
生まれたての赤ちゃんを目の前に、赤ちゃんが寝ていても起きていても心配ですね。
初めてのことばかりで戸惑うのは当然です。
第2子以降を出産されたお母さんからは「上の子の赤ちゃん返り」「上の子と赤ちゃんが同時に泣いて対応に戸惑った」「上の子を強く叱ってしまった」「上の子に手がかかって赤ちゃんとの時間が少ない」など上のお子さんに関連した悩みが増えます。
「自分だけが悩んでいるんじゃないんだ、相談しても良いんだ。」と思ってもらえたら嬉しいです。