2019「働き方改革」in厨房・・・己との闘い!!
- Date.
- 2019.12.04
- Category.
- 雑感・その他
12月に入り、長野市の周りの山々も白くなってきました。日も短くなり寒さも増し、いよいよ真冬です。
この師走の時期は一年を振り返る事が皆さんも多いのではないでしょうか?
わたしトコロも、まぁ~いろいろとありました(笑)。仕事でも私生活でも。
特に今年の春から厨房の「働き方改革」に取り掛かった事が大きかったです。
目的を明確にし、どんな方法で行い、新しい厨房の組織をいつまでに再構築するのか。
2019年クリニック全体ミッションに「働き方改革」があげられていますので、部門の改革も連動するのは当然なのです。がぁ、今までの厨房の組織が特殊過ぎて(笑)大転換をしなければなりませんでした(≧▽≦)。
「パラダイムシフト」って聞いたことありますか?
今まで"当然"としていた考え方や価値観を劇的に変える事を言います。
言葉にすれば簡単そうに感じますが、これ、実際はすごく難しい事です。革命的で志がなければ成せません(ちょっと大袈裟かな・・・)。
私も先ずは自分自身を見つめ直すところから始まりましたが、ここがものすごく厄介でした。己との闘い。
自己否定感と自己肯定感、承認と否認、ネガティブとポジィティブ、こんなことを行ったり来たり。
人の言っていることは素直に聴けるが、己の心の声には素直になれない自分がいたりする。
志や自分の存在意義についてもよくよく考えました。
そんなこんなで数週間の葛藤がありましたが、何とか晴れ晴れというか、スッキリと腑に落ちてからは、行動も早かったです。想いも固まって、計画も立て、準備はOK。さぁ!実行あるのみ。
勤務の仕方・厨房業務全般(仕入れ、発注、納品、収納、調理などなど)の再構築を行いました。
献立のアイデア・レシピ作成・調理・写真撮り・HACCPの考えに基づく衛生管理手法の取り入れ、等々。
全ての厨房業務を改善し、チームワークで仕事をする組織のベースが出来上がりました。
今年の春から始めた2年計画(第1~第4期)の「働き方改革」の第1期(準備)。第2期(業務改善)。
第3期(マインドセット&スキルセット)が始まっています。これからの板倉LCの食事が目指すことを、想いを皆で決め、それを言葉にする。一人一人の厨房スタッフが自分を見つめ直し、新たな厨房でどんな成果を出していくのか。厨房スタッフの心の準備がこの12月と来年1月。私はこの春、2月と3月が葛藤期でした。
来年2020年の初めには厨房スタッフそれぞれの個人ミッションの具体化をして、行動あるのみ。
スキルアップを図ります。OJTで食事作りの楽しさを追求します。
第4期(ツールセット)は厨房エリアの事務環境整備、厨房機器の整備、様々なマニュアルの再整理、等々。なんせ20年間、一日3食、休まず稼働し続ける厨房ですから、あちらこちらに不備が・・・。
来年2020年、クリニックにとって20周年という節目の年になります。
数々の新しい事が起きますが今まで同様、クリニックを取り巻く世の中の動きやクリニック内の変化に柔軟に対応していくクリニックの体質には変化はありません。厨房部門も同様です。
2019年トップダウンで大きく業務改善する中、厨房スタッフはよく対応してくれました。
そして来年「一人ひとりに優しいクリニック」この言葉に、新しく生まれ変わった厨房チームはどんな行動をしてくれるのか。すごく楽しみでワクワクします。
こんな気持ちで一年を振り返れること、厨房スタッフ皆に感謝です。
さてと、"キリン新聞"のレシピ、考えなきゃ・・・。