アタッチメントの築くスキンシップの極意
- Date.
- 2015.03.23
- Category.
- スタジオ・ボイト
こんにちは、看護師の土倉です。スタジオ・ボイトでは、ベビーマッサージを担当しています。
昨年11月日本アタッチメント協会優秀実践者表彰式に出席しました。特別講演で桜美林大学の山口先生のお話がとても印象に残っています。
~オキシトシンの役割~
毎日の生活の中で皆さんは赤ちゃんを抱っこして話しかけていますよね。これこそがスキンシップの極意で赤ちゃんの発育にとても大切です。
アタッチメントの基盤として「オキシトシン」という物質が注目されます。
オキシトシンには親子の絆を深める、ストレスに強くなる、学習効率を高める効果があります。
このオキシトシンはベビーマッサージや抱っこなどのスキンシップで赤ちゃんが母親の愛情を感じたときに分泌されます。
赤ちゃんの目をみて話しかけながら、愛しい思いを込めてマッサージすると、視覚、聴覚、触覚が刺激されてオキシトシンが効果的に分泌されます。それにより脳の神経配列が変わり「ストレスに強くなる、学習効率が良くなる」などの効果は一生続きます。
また、オキシトシンはマッサージを行う母親の脳でも分泌され、それによって母親のストレスが癒され我が子への愛情がより深まっていきます。
父親も赤ちゃんに触れることでオキシトシンは分泌されますが、母親とは異なる触れ方が必要です。「手足を動かす、くすぐる」などの遊びの中で触れると子供の社会生活を高め対人関係を良くします。
母親が触れることで、情緒を安定させ父親が触れることで社会性を高める、それによって子供の心と体がバランス良く育つのです。 ~桜美林大学 山口創先生のお話しより
自分の時間も満足に取れず育児は大変ですが、赤ちゃんと触れ合う時間はわずかです。今を思いきり楽しんでください。