私の引退・(隠退)
- Date.
- 2017.09.04
- Category.
- 雑感・その他
希望と不安の20代、看護師、助産師としての人生が始まりました。
そして、仕事・家庭・子育てと、今から振り返ると我武者羅に生き?気がつくともう65歳。
まだ65歳という思いもありますが、体は「ウソ」をつかない!
今の私には「潮時」という言葉が理解できる年頃になりました。
今日まで大した病気や怪我、過失もなく、戦後の平和(?)といわれる時代を生きて、この時を迎えることができました。
本当に支えてくださった方々に感謝です。
そして、人生には多くの岐路がありました。それは、私にもあなたにも・・・
時は17年前、その頃の私と言えば、仕事に私生活に燃え尽きそうでつらい日々を送っていました。
そんな時、板倉先生が開院されると聞き、"救い"を求めるように、求人に応募して、結果採用していただくことができました。もう若くはなかった私を雇用していただくには難しい事も多々あったと思いますが、お陰さまで65歳のこの時まで助産師として、新しい"命の現場"で働くことができました。
総勢12名でスタートしたクリニックも、今日のように飛躍的に成長した板倉レディースクリニックとなり、こんにちまで働いてこられた事に感謝いたします。
さて、今後の詳細は語りませんが、心の拠り所にしたい言葉があります。
今年になって出合った本で「心の匙加減」100歳の精神科医 高橋幸枝著。
文中の一文です。
頑張りすぎず、自分を甘やかしすぎず。
我慢しすぎず、他人を頼りすぎず。
このような匙加減を見極める眼力こそ、大人の必須の力です。
「生きていく」とは、この匙加減を見極めていく営みにほかなりません。
と書かれています。
これを心に、お金はないけれど、豊かで深みのある日々を送りたいと思います。